第37回建築家展

「らしさ」を大切にした建築－希望をまとめるだけではなく、住宅や店舗、オフィスなど、その場所を使う人たちに、ちょうど合った空間デザインを探り出し、想像し、提案していきたいと考えています。そうやって設計し生まれてきたものは、他に代えがたいものとなり、愛着をもって使ってもらえるのではないかと考えています。

古い友人を家に招待したとき、 仕事仲間をはじめて家に招待したとき、 「シンプルだけど上品さ知性が感じられるな」 と感じてもらえる。 そんな住まいをお創りすることを 大切にしています。

春　夏　秋　冬 同じ場所でも変わる表情 いろんな風景は住み継がれてほしい そんな願いから 風景のある家　と名付けました

場所の心地よさ、空気感を大事にしたいと考えています。シンプルで上質な空間を提案していきます。住宅建築はクライアントと建築家のコラボレーションです。デザインを楽しみましょう。

幼い頃、何気ない日常の中で出会った風景や場面が今でも心に残っているように、 “時を経てもずっと記憶に残っているような居心地の良い場所”をつくりたいと考えています。

要望はいわば箇条書きのようなもので、そこに明確な優先順位はなく時に矛盾があるものです。それに、敷地の条件・家族構成・予算といったものに適した優先順位をつけて合理的に整理し、そこにしかない「空間＝光」を提案するのがぼくの建築家としての役割だと考えています。

住宅は衣服に似ているところがあると考えています。機能的でデザインも優れているモノを身に着けていると、とても心地よく気分も晴々とします。コスト・デザイン・機能性など全体のバランスをよく考えることが住宅づくり成功の秘訣です。可能性を求め、我々と一緒に豊かな生活空間をつくっていきましょう。