第2回未来をのぞく住宅展

建築を世に生み出す行為を許された建築家には大きな責任とそして自由が与えられています。時にはその重さを感じながら、潔く凛として、素直で暖かく、日常で有りながらドラマが有る空間を様々な夢を持つクライアントへ届けることを考え続けています。

住宅は建築の設計の中で最も難しいものとよく言われます。そういう意味ではクライアントとのコミュニケーションが大切と考えます。考え方を形に現すのが、私の仕事ならばより以上に相手を知る必要があるからです。お互いの夢や哲学を一つの結晶として住居としての建築に結実させること、この喜びを共に味わいたいものです。

例えば、「休日の昼下がりはどう過ごす？」 そんな場所を想像するのはとても楽しい。 住まいとはそんな日常は大切にする空間。 光、大きさ、質感を適切に、空間を創造する ことこそ建築設計であると考えております。

建築を世に生み出す行為を許された建築家には大きな責任とそして自由が与えられています。時にはその重さを感じながら、潔く凛として、素直で暖かく、日常で有りながらドラマが有る空間を様々な夢を持つクライアントへ届けることを考え続けています。

「ここからの眺め、風景が好き」「ここの雰囲気が好き」　家のどこかにこのような場所を、家族ひとりひとりが持ち、いつまでも居たいと感じられるような家を目指しています。

生活する環境下の中で、その場所に座り、その場所に立ち、そこに移動する生活動線の中で、何が見えるか、何が感じられるか、何が聞こえるのか、そういった身体に近い潜在的な日常の感触を大切にしたいです。

光や風、四季を感じ楽しく暮らせる家を施主と共に作り上げ、そこに生活の楽しみ方や新たな発見を見出せる工夫を盛り込むお手伝いを致します。

新しいデザインの中にも、良い素材であったり、伝統的な納まりを大切にしています。”作品”ではなくクライアントと一緒に創りあげる建築。そして時間とともに味わいが出てくる建物を目指して設計しています。

住宅計画では敷地の持つ力を十分引き出し、四季の光・風・風景を生かし、また、光・素材・スケール感・機能性・温熱環境をバランス良く計画する事で五感に響く個性的な住まい創りを考えます。 その場所にしか創れない生き生きとした空間がテーマです。

人それぞれに色々な個性や考え方があるように、 住宅にも色々な個性や考え方があって然るべきではないでしょうか。それは決して奇抜である必要はなく、ただ当たり前に敷地や風土、気候を読み、そこに施主の純化した夢や希望、そして我々の提案を重ね合わせ形に置き換えてあげれば良い のです。

北海道と言う厳しい環境の中で生活する人々にお気に入りの空間を提供して安らぎと安心を与えられたらと考えております。