第2回建築家展

住まいは竣工しただけでは完成とはいえません。この後、様々な出来事が繰り広げられ、家族の成長とともに住まいも成長してゆきます。設計においても、様々な生活シーンを想像しながら、より良い成長をしつづけられる住まいをクライアントと一緒に考え、提案させていただきます。

住まいは、「人」が豊かで楽しく暮らすためにあるのだと思います。住宅という名の器を造ること自体が目的ではないはずです。設計の目的は「人と人との良好な関係」を創ることにあると考えています。家族はもちろん、隣近所の人とも仲良く暮らせる家を目指したいものです。

住宅の設計は建築家の押しつけでは良いものはできません。また頑なに建築家の意見を聞かない人も良いものができません．お互いが意見をぶつけ合ってやっと住みやすい住宅の完成です。

風土、自然、伝統、歴史等を受け継いできた建築は誰もが美しく、気持ちよく感じるものであると思います。一方で現在作り出されている建築はこのあたりのことをないがしろにしてきたように思います。私は現代の環境をふまえつつ、過去と未来を繋ぐことが出来る現代の快適で美しい住まいを目指したいと 考えています。

ひとつひとつの住宅が集まり、集落が生まれ都市が形成されていきます。家族の夢を実現した住宅と地域個性を現した都市が出来て初めて良質な住環境が実現できたと言えるでしょう。私は都市的の視点も大切にして、家族の夢を実現した住宅をつくり続けていきたいと考えています。

誠実（faith）な業務により、そこに住む人に希望（hope）と愛（love）が溢れ、幸運(luck)が舞い込むような本物（真実）の構造（Genuine　Structure）を提案いたします。

住宅の設計は建築家の押しつけでは良いものはできません．また頑なに建築家の意見を聞かない人も良いものができません．お互いが意見をぶつけ合ってやっと住みやすい住宅の完成です．