第34回未来をのぞく住宅展

住まいは家族と共に変化して行きます。生活環境の変化に対応できるおおらかさを大切にしたいと考えています。家族の団らんの場などのほとんど変わらない生活の核の部分はしっかりとつくり、その他の部分はあまりつくりすぎない。住まいはおおらかでありたいと思っています。

小さくて愛らしく、遊び心のある建築を創りたいなと思っています。ほど良い金額でほど良いデザインが良いのではないかと、考え始めています。

住まいは日々の生活をつつむ器です。 その器は、家族の幸せを願う気持ちが溢れる器であってほしいと思います。 そこで生まれ、そこで育ち、そして終の棲家となる家。 いつまでも愛着を持って住み続けたいと思える家を住まい手のこころに寄り添い、ともにつくっていきます。

建物(ハード)のデザインはもちろん、生活(ソフト)のデザインをしています。 そこに暮らす人が生活を楽しめること。 その場所、その家だからこそ体験できることを大切にしています。

時間共に、住まい手や風景に馴染む様な、色褪せる事の ない建築を心掛けています。言葉では表せない想いを読み取る事は勿論、クライアントから信頼されるパートナーとして、目的意識の共有を大切にいたします。

ふだん何気なく住んでいて、ふと何かのときにパッと見てみたら「案外これいいんじゃない」と思うような住宅をつくりたい。

一つの敷地に数十通りある、アイディアの可能性に対して、設計士と施主が共に意見を交換しながら検討し、既存の考えにとらわれない、本当に必要な空間を創造する事。

「そこにあるべきもの」を発見することで光に溢れ風が抜けるすっきりとした空間を造りたいと考えています。

住まいの設計は、表面に現れる姿かたちを整えることや、機能や性能の追求だけではありません。いちばん大切なことは、暮らし方をデザインすることだと考えます。そこにはどのような光が入り、どのような風が流れるのか、そこでは美しい時が流れていくのか。これからの暮らし方についてじっくり考えてみませんか？